メープル・カスタードパイと、フランス風パイ生地の作り方
アメリカ北東部(ニューイングランド)のパイで、秋にぴったり!
ちなみにマーサさんによると、ニューイングランドでは、メープルシロップは「黄金の液体」と呼ばれているそうです。40リットルで、1リットルしかできないからとのこと。そんなに貴重なんですね!
この生地はPate Brisee (Pie Dough)と言い、フランス風のパイ生地です。このレシピで生地を作って、いろいろなフィリングで楽しむことができます。
冷蔵庫で冷やすときには、ボールのように丸くするのではなく、円盤の形(ディスク)にすると、あとで伸ばしやすくなります。また冷凍しても解凍が早くなるので、おすすめ。
◆材料(9インチ型、23センチ型1台分)
★ここでの1カップはアメリカの単位で、240ml
★小さい葉の形の型があると、飾りにいいです。(なければ他の形でも)
【フィリング】
・メープルシロップ 1カップ(240ml)
・生クリーム(47%ぐらい)2カップ(480ml)
・タマゴ1個
・卵黄4個
・ピュア・バニラエクストラクト 小さじ1
・塩 小さじ1/2
・ナツメグ ひとつまみ
【生地(クラスト)】
(9インチ型用で、2枚作れる。この場合、1枚は飾りの葉に使う)
・オールパーパスフラワー 2と1/2カップ(600ml)
・塩 小さじ1
・砂糖 小さじ1
・無塩バター 1カップ(2本=226g)
(小さいダイスに切って、冷やしたもの)
・冷水 1/2 ~ 1/4カップ(120~60ml)
◆作り方
【生地を作る】
(1)フードプロセッサのボールで、小麦粉、塩、砂糖を混ぜる。バターを加えて、8-10秒ぐらい、粒が残るようにフードプロセッサーをまわす。
(2)フードプロセッサーを回しながら、ゆっくりと安定した流れで氷水を入れる。
・生地が濡れたりべたついたりすることなく固まるまでパルスする。
・30秒以上、回さないように注意。
・少量を手に取ってテクスチャーを確認。砕けやすいときは、大さじ1杯の氷水を追加してみる。
(3)生地を均等に2つに分ける。ディスク状にして、ラップで包み、冷蔵庫に入れて少なくとも1時間以上、冷やす。
・冷凍保存は、1か月ぐらいまでOK。
【生地を型に入れる】
(4)円盤状の生地を1つ冷蔵庫から出し、カウンターによく粉を打って生地をのばす。麺棒にも小麦粉を打つ。
・柔らかくなってしまったら冷凍庫に入れて再度行うといい。
・小麦粉はたくさんふって伸ばしたほうがいい。
(5)綿棒に巻き付けて、パイ皿に敷く。
・ガラスのパイ皿は使い勝手がいい。
(6)生地の端を1センチだけ残して、切る。端をまるめる。一度冷蔵庫に入れる。
【メープルの葉を作り、飾る】
(7)もうひとつの生地の塊を冷蔵庫から出して薄くのばし、型で葉模様に切り抜く。ナイフの背で、葉に葉脈に見えるような線を入れる。冷蔵庫に入れる。
(8)タマゴを1個溶いて、パイ生地の淵に塗り、それぞれの葉の裏側にも塗って、葉を少し重ねながら乗せていく。冷蔵庫で冷やす。
【クラストを空焼きする】
(9)葉の表面にタマゴを塗る。
(10)オーブンを190℃に予熱する。
(11)クッキングシートを丸く切って、くしゃくしゃにし、パイ生地にフィットさせ、豆を乗せて、20分~25分焼く(空焼き)。
・全体がきれいなきつね色になっていればいい
・お米だと軽すぎる
【フィリングを作る】
(12)メープルシロップ240mlを鍋に入れて、とろとろになるまで火にかける。
(13)ボールにタマゴ1個と卵黄4個を溶く。かきまぜたら、塩小さじ1/2と、バニラエクストラクト小さじ1、ナツメグ小さじ1/4入れて混ぜる。
(14)カサが減ってきた鍋のシロップに、生クリーム480mlを入れて混ぜ、もう一度煮立たせる。
(15)煮立ったら、タマゴのボールに、ゆっくりかきまぜながら入れる。その後、ザルで濾す。
【フィリングを生地に入れ、焼く】
(16)パイ生地にフィリングを入れる。150℃のオーブンで45分~60分、焼く。
・フィリングは、葉に届くか届かないぐらいの高さまで来るはず。
(17)焼いたら冷ましてからカットして、サーブする。
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