クランベリーを使った宝石のようなケーキ。クランベリーやブルーベリーは、アメリカ北東部（ニューイングランド）原産の果実で、マーサさんによると、イギリスなどからの移民たちは先住民のお陰でこれらの果実を知り、ヨーロッパのレシピを工夫してケーキを作り上げたとか。マサチューセッツ州は、特にクランベリー畑が有名な州です。

クルミ入りの生地は、めん棒で伸ばすのではなく、型に入れて固める作り方。クルミでなくても、好きなナッツでもOKです。

クランベリーは、生でも冷凍でもいいそうで、なかなか生のクランベリーが買えない日本でも気軽に作れます。

レシピのクランベリーの量は、20センチ×28センチの型にぴったりになっています。最後はホイップクリームを飾って（取り分けてから、お皿につけるといいでしょう）。どんなお祝いにもぴったりの、真っ赤なケーキです。

◆材料

【生地】

・クルミ（ホールがおすすめ）100g
・無塩バター　85g（室温）
・卵黄（Mサイズ）1個
・バニラエクストラクト　小さじ1
・砂糖　　大さじ2
・オールパーパスフラワー　１と1/5カップ
（薄力粉・強力粉を半分ずつ）

【フィリング】

・ゼラチン　14g
・水　　120ml
・クランベリー　７＋1/5カップ
（生でも冷凍でもOK）
・レッドカラントジェリー（ゼリー）1＋1/5カップ
・コニャック　大さじ２
・砂糖　　２＋1/10カップ

・お好みで、生クリーム（ホイップして飾る）

◆作り方レシピ

【生地を焼く】

（１）クルミ100g（ホールのクルミ）を、ナイフ（包丁）2本を合わせて、刻む。

・2本使うと、早くできて、あまり飛ばないのでいい。
・どんなナッツを使ってもいい。クルミはホールが新鮮なので、ホールを使う。
・粗みじん切りで、サクサクの触感を残すようにする。細かくしすぎないこと。

（２）室温のバター85g、Mサイズタマゴの卵黄1個、バニラエクストラクト小さじ１を入れてスタンディングミキサーで混ぜる。

（３）混ぜながら、さらに砂糖大さじ２、小麦粉（薄力粉と強力粉を半分ずつ）１と1/5カップを入れる。

（４）型に均一に敷き詰めるが、サイドを少しだけ厚めにする。

・平らにするには、計量カップの底などがいい。

（５）冷凍庫で30分ほど冷やして、固める。

（６）190℃のオーブンで40分空焼きする。（何も上に載せないで空焼き）

【フィリングを作る】

（７）120mlの冷たい水にゼラチン14gを入れる。軽く混ぜる。（指でいい）

・水は、特に氷などは入れなくていい。
・ゼラチンがふやけてトロッとする。

（８）クランベリー７と1/5カップを鍋に入れ、レッドカラント・ジェリー（ゼリー）１と1/5カップ入れる。

・クランベリーは、生でも冷凍でもいい。
・レッドカラント・ジェリー（ゼリー）は、クランベリーに風味、甘さや酸味をプラスしてくれる。（写真では、鍋の真ん中の濃い赤い色のもの）

（９）火にかけたら、コニャック大さじ２を入れる。

（10）砂糖２と1/10カップを入れて、クランベリーがつぶれない程度に、軽く混ぜる。弱火で12分、とろとろと煮る。
・煮立たせないこと。

（11）クランベリーがやわらかくなっったら粗熱を取り、ゼラチンを入れて優しく混ぜる。
・ゼラチンが全体にいきわたるように。

（12）タルト生地に入れ、冷蔵庫で1時間以上冷やす。

★ホイップクリームが良く合う。

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